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学問のすすめ

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学問のすすめ

gs_image13ジュニア科学博士コースも30年を経過しました。ジュニア科学博士コースに通っていた方も親となり、ジュニアの方も多数参加されるようになりました。

長い年月の間に多くの分野でリーダーシップを発揮し活躍されている方が大勢いらっしゃいます。「こんな仕事をしています」「こんな研究しています」とか、野外研修の行き帰りに「ご無沙汰しています」と立派になった青年に声をかけられたりと、このような仕事でなければ味わえない仕事冥利を感じます。

ジュニア科学博士コースは『社会に出て、様々な分野でリーダーシップを発揮できる』子供たちの育成に教育目標をおき活動しています。

昔、ユダヤ民族は自然のバランスを数字的に証明して「自然界の法則78対22」を編み出しました。例えば、空気中の成分、窒素(78%)と酸素やその他の成分(22%)の割合、人間の体の中も水分(78%)に対して、その他の物質(22%)の割合(個人差はあるが)、正方形の内接円の面積(78%)と残りの面積(22%)の割合など数限りなくあります。この「78対22」は、  単なる思いつきの数字ではなく、世の中の構成がうまく回転する数字ではないかと思われます。

gs_image11私も長年に渡り、この数字を考慮に入れて生活してきました。例えば、世の中の各分野でリーダーシップを持って活躍している人々は22%と考えています。22%に入るためには、他の人より78%努力しなくては到達することは出来ません。 ジュニア科学博士コースは、22%に入るべく子供たちのための教育機関であると考えています。「みんなが塾へ行くから我が子も…」は78%の考えです。小学生から塾へ行くようでは22%へ入ることは無理です。

なぜでしょうか?

勉強は教わるものではありません。自らの力で解くものです。 それには勉強のおもしろさ、感激を味合うことが重要です。小学校時代は、時間も自由に使えます。「不思議だな?」と思ったことは調べることです。  調べることの習慣がないから、教わらなくては出来なくなってしまうのです。中学、高校生で調べる能力のない生徒が大勢います。国語・算数・理科・社会などの教科は文部科学省が決めた領域で、どの教科も相関関係ががあります。「うちの子は国語は出来るけど、算数が出来ない」なんていうことはありません。ジュニア科学博士コースへただ参加させている方が多数いらっしゃいます。何をするのか分からないまま参加している子供もいます。子供の能力を伸ばす機会があるのに、何の知識、情報もなく参加されるのはとても惜しいことです。

gs_image12ここに「ジュニア科学博士コース」で能力を伸ばす方法をご説明します。これが出来れば当然塾など行く必要がありません。輝く目で、精神的にも健全で、子供の脳の成長にあった脳科学の面からも教育効果が期待できます。まず、「テーマ」に合わせ百科事典や本、地図帳で調べることです。最近はインターネットが便利ですが、子供たちの勉強にはむいていません。

最近の親御さんの子供との関わり合いを見てみますと、幼児の時はとても良く面倒を見るのに、学校へ入ると学校任せ、他人任せであまり目をかけていません。小学校までは、的確な助言、手助けが必要です。つきっきりで指導しろという意味ではありません。親がテレビやお茶をしていて子供に勉強しろは無理な話です。親は親の勉強している姿を見せなくては、尊敬や信頼関係を築き上げることができません。

ジュニア科学博士コースの研修から帰ってきたら、新たな不思議や発見など子供の話を聞いてあげることが重要です。分からないことは一緒に調べたり一喜一憂することも大切です。調べることは、国語、読解力、文字や言葉を覚えます。地理など社会科の分野も学びます。時間の観念など数学的な分野もあります。

たった1回の研修で、学習することは無限大です。 このような勉強でも大切なことがあります。親はどうしても100%を期待します。78%程度で充分です。78%出来ればほめて伸ばすことです。出来なかった22%を100とします。そのうちの78%できれば…。これを繰り返していくといつかは限りなく100%になります。

『教育とは、忍耐と努力しかありません』

これらの勉強を習慣化することは大変です。でも、慣れてしまえば子供は自主的に勉強します。問題集を解くよりずっと楽しいからです。「知識が増える」「知らないことが分かる」ことは楽しい、うれしいことです。これらの能力は中学・高校生になったとき必ず生きてきます。小学生の時に「受け身の教わる勉強」を身につけてしまうことは子供の伸びる芽をつぶしてしまい、かわいそうです。

gs_image14小学校までの期間は、いくらでも可能性を秘めている年令であると同時に、子供自身では選択ができない年令です。だからこそ教えを導く側の親御さんが、目先の点数、安易さに惑わされない、しっかりとした教育方針を持つことが重要です。今、都内の小学生の6割は私立中学へ向け、受験しています。確かに私立中学は環境の良い、先取りの教育をしています。しかし、学力、能力は…。事実どの大学も附属高校からの生徒のレベルの低さに戸惑っています。これは有名大学になればなるほどです。

中学受験の勉強は、実力をつけるための勉強とは違います。希望校へはいるための手段を訓練する場です。有名校へ入学した親御さんの中には、これを勘違いしている方が沢山います。ですから、入ってから勉強をしなくなった、ついて行けない。精神的におかしくなった。どの学校でも下から2~3割の生徒たちは自信を失い、勉強嫌いな生徒になってしまっています。

長い人生、目先ばかりに目がいってしまうと大変です。  学校へ行くのは、20代までです。それ以降の社会生活が重要です。30代以降が素晴らしい人生になるには、小学校までの教育が大きく影響します。  縁合って「ジュニア科学博士コース」へご参加いただいているのですから、将来の大きな目標に向かって共に頑張っていきたいと思います。

※Jr科学博士コース会員の皆様にお送りしている文面です

日本総合教育舎代表
戸田憲久

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