アカデメイアとは?
アカデメイア物理、化学、地学、生物に至る科学の分野を机上の理論だけではなく、実際に作り、確かめ、実験や作図、観察などの体験を通した研修です。中学・高校の教科書に出てくる実験や演習、学校で生徒自身が実演するものは皆無です。これら重要な項目を定理や法則を学びながら実験、製作演習します。知的な好奇心や冒険心が刺激され、知ることの喜び、科学することへのおもしろさ、楽しさに出会えることと確信します。
対象学年
小学4年生~中学校3年生
研修日
4月~7月(8回)、9月~12月(8回)、1月~3月(6回)の年間22研修
土曜日の午後(14:00~17:00)
日曜日の午前(10:00~13:00)のいずれかを選択
アカデメイア(Ακadημeιa)の起源
アカデメイアその昔ギリシア時代にプラトンという哲学者がいました。プラトンは、哲学や数学、天文学といったすべての学問を人々に教えるために、少人数からなる学塾を創りました。ヨーロッパ最初の大学とも称されたその学塾をギリシャ語でアカデメイア(Ακadημeιa)といいました。今日、よく使われているアカデミーの語源となったものです。
このアカデメイアからプラトンの弟子であるアリストテレスなど優秀な学者や政治家が多く世に輩出されたのです。
アカデメイアスケジュール(9月~12月)
日 | 曜日 | テーマ | 内容 |
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9/9・10 | 土・日 | ・物理を科学する-① 凸レンズによる像の作図 カメラ・オブスキュラ作り |
凸レンズが作る像について学びます。光の道すじと像、物体の位置と像の関係など作図します。カメラの原型カメラ・オブスキュラを作り、像のでき方を実践します。 |
9/23・24 | 土・日 | ・物理を科学する-② 音の伝わり方 音の性質 音の三要素 モノコード作り |
身のまわりにはさまざまな音があります。大きさ・高さ・音色で音は決定され、これを「音の三要素」といいます。モノコードを作り音の三要素について学びます。 |
10/7・8 | 土・日 | ・化学を科学する-① 分子と原子 1億倍の分子模型 |
いくつかの原子が固く結びついた粒子が分子です。分子はその物質の性質を示す最小の粒子です。1億倍の分子模型を作り、分子と原子について学びます。 |
10/21・22 | 土・日 | ・化学を科学する-② 状態変化 カルメ焼き |
物質は温度や圧力を変えると、固体、液体、気体と変化します。砂糖水を加熱して溶かし、重ソウを加えて作るカルメ焼きを作り、状態変化について学びます。 |
11/4・5 | 土・日 | ・物理を科学する-③ 電流と電圧 オームの法則 オームの法則とテスターの使い方 |
「電流の強さは電圧に比例し、抵抗に反比例する」というオームの法則が理解できる「回路実験装置」を作ります。テスターの使い方を学び、回路を測定します。 |
11/18・19 | 土・日 | ・物理を科学する-④ 物体の運動 作用・反作用 ウインドカー(風力自動車)作り |
モーターでプロペラを回して走るウインドカーを作ります。空気の流れによって車は前に走ったり、後退したりします。風と車の動きで作用・反作用を学びます。 |
12/2・3 | 土・日 | ・化学を科学する-③ 酸化・還元 携帯カイロと酸化・還元実験 |
物質が酸素と化合すること、電子を失うことを「酸化」、酸素を奪われること、電子を奪うことを「還元」といいます。酸化・還元の実験を行います。 |
12/16・17 | 土・日 | ・化学を科学する-④ 電気分解 燃料電池作り |
燃料電池は水素などが、酸化するときの化学エネルギーを電気として取り出す発電装置です。燃料電池は「水の電気分解」と逆の原理で発電します。 |